オーガニックライフ~商品選びの基準は?~
私のオーガニックライフのきっかけは、前回の記事(リンク参照)でもお話ししましたが、今回はオーガニック商品選びのコツを少しお伝えしたいと思います。
miho-lifestyle7.hatenablog.com
「オーガニック」といっても、インターネットを探したり店頭に出向けば、数え切れないほどの商品があります。また、近年は国内の商品だけでなく、海外の商品も簡単に購入できます。そのように、複雑・多様化している市場においては、消費者である私達が正しい知識を身に付けるほかありません。
私もオーガニックの知識を得るまでは、「本当に良い商品はどれなのか?」わからず、購入を躊躇してしまうことが良くありました。
日本ではオーガニック商品の明確な基準がありません。ですので極端な話、1敵でもオーガニックオイルが入っていればオーガニックコスメ、1割でも無農薬の食材を食べて育った牛はオーガニック牛と呼ばれているのです。
同じオーガニック商品でも、1%がオーガニックなのか95%がオーガニックなのか。
あなたなら、どちらの商品を購入したいですか?
答え一目瞭然です。
本日は、初心者でもわかるより良いオーガニック商品の目印「オーガニック認証」について解説していきます。
目次
オーガニック認証
オーガニック商品選びの手始めとして、オーガニック認証を正しく理解し、その基準に基づいた商品選びをすることをおすすめします。以下、代表的な認証をまとめてみます。
有機JAS認証
【国】日本
【内容】日本国内で「有機」「オーガニック」と表示して販売するため、生産者・製造者などが登録認定機関による検査を受けて取得する必要がある認証をいう。
JONA認証
【国】日本
【内容】日本国内で有機JAS規格が定められていない水産物、微細藻類酒類、その他食品、化粧品や石鹸などのコスメティックを生産、製造、取扱う事業者向けの有機認証をいう。
USDA認証
【国】アメリカ
【内容】アメリカ農務省傘下の全米オーガニックプログラムという制度により行われているオーガニック食品認証。100%オーガニック原料の製品or95%以上オーガニック原料の製品にしか表示できないマーク。
EU認証
【国(地域)】EU
【内容】EUの欧州理事会にて制定されたオーガニック認証。オーガニック原料を95%以上使用している製品のみ、表示することができるマーク。
demeter認証
【国】ドイツ
【内容】シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法で生産することが条件。バイオダイナミック農法とは、作物本来が持つ「生命力」を重視した有機農法で、土壌には一切の化学肥料や化学薬品の使用を禁止、最低3年間の有機農法を続けていること、また太陽や月、惑星や星座の運行リズムに調和させるなど、より厳しい基準を設けた農法を指す。これらの基準をクリアできた商品だけに表示できるマーク。
認証制度のデメリット
前章でご紹介した認証制度はほんの一部です。国や地域によって、様々な基準に則り様々な認証が存在します。まずは、ご自身のお住まいの国の認証をよく理解し、商品選びの指標にすることがオーガニック商品を理解する第一歩と言えます。
しかし、認証制度は、取得時はそれなりに高い基準をクリアしないと取得できないが、一度取得してしまうとその後の実態はどうなっているのか不明であることもよくあります。また、認証取得には手数料もかかるので、その分商品が割高になるなどの問題点もあります。
本当に良い商品選びの提案
前章のような実態もあり、実は認証を取得していない良い商品も多数存在します。
じゃあ、本当に良い商品はなんなんだよ!とつっこみたくなるかと思いますが、私から提案したい商品選びのステップは以下4ステップです。
【ステップ1】認証制度の理解
【ステップ2】生産者の想いを理解(商品ホームページや口コミ、ブログなどでも可)
【ステップ3】実際の生産現場(農場等)に出向き自分の目で生産実態を確認
【ステップ4】使用感、コスト等も鑑み自分のお気に入りの商品を見つける
本日は、【ステップ1】の認証制度の紹介をさせていただきました。
本当にお気に入りの商品を見つけるまでには、長い道のりになるかと思いますが、私自身も日々探求中です。
また、正直【ステップ3】~【ステップ4】を全商品にするのは不可能!ですので、日々コツコツとせめて自分の食べるもの、使うものだけでも商品理解を深め、その中で自分が良いと思うものに出会っていくことが大切だと思います。